御在所岳登山
                2005/5/18

天気予報は昼頃から雨とのことである。
7.15分に貸切バスで天理出発する時には、薄日も差しており、
「この分では午前中は雨も降りそうもないね」なんて話をしていたのだが、
湯ノ山に近づくにつれて、雨がポツポツ降り始めてきた。

内炭講師の話では、今日のコースは武平峠から御在所山頂〜国見峠を通って下る予定だったが、
雨のため、逆のコースを歩くというのである。

10.25分 裏登山口に到着。
湯ノ山温泉街がちらっと下方に見えるのだが、高い山並みは雨雲に覆われている。
 
10.35分 雨具をつけての出発である。
前回(4/20)の「櫃が岳」の山歩きも雨だったので、
「ついていないなぁ・・・」なんて思いながら歩き始める。
「御在所岳 裏登山道入口」の道標がある。
 
10.48分 
渓谷沿いに登っていくと、まもなく日向小屋に着く。
人気のない小屋の前にはきれいな水がとうとうと流れている。
炊飯に好都合な場所である。
 
橋をわたると、すぐに水飲み場があり、コップまで用意されている。
みんな立ち止まって飲んでいる。
僕も喉が渇いているわけではないが一口飲んでの出発である。
  
登山道は整備されて歩きいい。
 
11.03分 「中道へ」と書かれた道標がある。
ここからでも御在所岳に登れるようである。



11.13分 藤内小屋に到着。
「標高 665m」の表示板がある。
山頂が1212mであるから、あと600mほど登らねばならぬ。
寒暖計がぶら下がっていたので、見れば10度である。
体感的には20度ぐらいと思うのだが、10度とは意外に低いなあ、と思う。
しばらく休憩。
 


11.20分 出発。
11.34分 「藤内壁」と呼ばれる近くである。
アシスタントの上高垣内さんが、
「向こうの方がロッククライミングするところだ」と教えてくれる。
何か尖った岩壁のようなところがぼんやりと見えている。
上高垣内さんは「登ったことがある」というのだ。
「ロッククライミングの時の靴はどんなんですか?」と訊けば、
「バレリーナーの靴と同じようなものだ」と言われる。
「そうですか」とわかったような返事をしたものの、
僕はバレリーナーの靴など側で見たことも触ったこともないのだからイメージがわかない。
靴よりも白鳥の湖を舞う白い姿ではね回るバレリーナーが思い浮かぶのだ。

迷彩服を着た人たちに出会う。たぶん自衛隊員であろう。
「何をしているんですか?」と聞けば、「ロープを張っているのだ」という。
渓にロープを張り渡して、ロープを伝って向こう岸に渡る訓練をしているようである。

「五合目」の表示がる。11.45分である。
この辺は岩のごろごろ道である。
五合目からちょっと登ったところに
「藤内壁出合」の表示板が立てられている。
「ロッククライマー以外の人は危険です。立ち入らないでください」と書かれている。


12.08分 「6合目」に着いて休憩。

12.30分 「7合目」に到着。
12.41分 国見峠に着く。この峠が「八合目」である。

13.04分 「山頂公園」に到着。
付近はガスで覆われて視界は20m〜30mほどである。

13.19分 山頂に到着。周りの景色は霧でさっぱり見えぬ。

「一等三角点」の標識が立てられている。
ここに設置されている標石は三角点と言い地球上の位置(経度・経緯)が高い精度で求められています。三角点は、私たちのくらしにも密接な関わりがあり地震予知や地図作りを始め、いろいろな測量の基礎となる重要なものです。  6月3日は測量の日 建設省国土地理院
と説明版に書かれている。
側には、滋賀県、三重県の県境を示す標識もある。






雨は止んでいるが、霧で視界がまったくない中での昼食は味気ない。
昼食後、記念写真を撮る。
写りが悪いのは、霧のせいですからね・・・・美人の顔も霧でかすむ

13.50分出発し、武平峠に向かってくだる。

下りは右側が絶壁のところが続く。
雨で岩が濡れているので、滑らぬよう・・・注意!注意!


晴れていれば、素晴らしい鈴鹿山脈の山並みが見わたせるのだろうに、と思うのだが・・・・残念!










左の写真の石の像が見えてくる。
「地蔵のようだ」「亀のようだ」「坊さんのようだ」などと
口々に印象が飛び交っている。
真横に来て見れば、石を彫ったものだと思ったら、
「あれ〜!」驚いたことに、まったく二つの石が下の写真のように並んで立っているだけである。


崩落の激しい箇所もある。
「足もと注意、注意!」と自分自身に言い聞かせながら・・・・
 
14.42分 武平峠に着く。今日の山歩きの終点である。
 
せっかく登った御在所岳からの景色が眺められなかったので、
僕の心はもやもやした霧に覆われているが、
ほんの少しだけ心慰めてくれたのが、ゴヨウツツジ(シロヤシオ)とイワカガミである。
雨の中に咲いていてくれたことがせめてもの慰めであった。
 
14.55分  帰りのバスに着いた時に、上高垣内さんはご親切に僕に
「岩登りの靴はこれですよ」と言って取り出して見せてくれた。
靴は薄く岩の感触がつかめるように作られている。
靴の底は溝はなくつるつるした感じで岩に密着性がよいようにできているのだ。
靴のつま先は少し硬く作られていた。
待っていたバスに乗り込み、湯ノ山温泉のホテル「希望荘」に。
雨の山歩きの後の温泉は一段と心地よく思う。

          ― おわり ―