櫃(ひつ)が岳(781m)と栃(とち)が山(809m)登山
                 2005/4/20


「山歩き」の会の櫃が岳(781m)と栃が山(809m)登山である。

朝から雨である。
雨になるだあろう、と、週間予報で事前に予想されていたのだが、
この山歩きは半年分のスケジュールがキチッと決まっていて、
台風でも来ない限り、雨天決行である。
僕は、「雨だから、止めよう〜」なんていう気はさらさらないのだが、
しかし、「雨で嫌だなぁ〜」という沈んだ心を振り立てての参加である。
4月5日に大洞山に一緒に登った宮地さんの奥さんが、
「きしさん、おはようございます。今日は初デビュー! いつもは晴れなのに〜」なんて、
晴れ女を自称していた宮地さんも、どうしたわけか、「今日は雨女」なんて言っている。
この「山歩き」の会に今回入会されたのである。

内炭講師から、新しく入会された宮地さんと、福山さんが紹介される。
これからの夏に向かっての山歩きの注意事項について話がある。
  ・水は500から1リットルは用意し、水をたくさん準備すること
  ・肌着も綿でなく速乾性のものを着ること。
  ・雨具、ヘッドランプは必ず用意すること。
  ・磁石も持つようにすること,、などの注意がある。
   つい最近、山形で日帰りで山に登った四十人ほどのパーティが、
   悪天候で下山予定の反対方向へ間違って下りて、救助を求める遭難騒ぎがあった。
   地図、磁石は用意し、今日は磁石の見方など勉強するという。

「雨の中を、なんで山に登って面白いの?」なんて知人に言われるのだが、
たしかに、雨の中の山歩きなんてあまり面白くないのは事実である。
雨でも参加するのは、雨の中でゴルフするのと大して気持に違いはないように思う。
「まだまだ自分はバイタリティがあるんだ!」と、自分に言い聞かせている。

30名のメンバーのうち今日は22名の参加である。
雨で欠席者が多い。
女性より男性陣の欠席者が多いのである。

橿原神宮を7.30分にバスでスタートして、
下市町の丹生川上神社下社に着いたのは、9.03分である。
ここで身支度をして、神社にお詣りして、9.25分に歩き出す。


雨の中を舗装道を黙々と歩く。
前に見えて来たのが櫃が岳である。道の傍らにはゼンマイが生えている。綿帽子はもう破れてもう採って食べるにはもう遅い感じである。
 
神社から約30分ほど登ったところに、最奥の民家がある。
車道もここで終わりで、これ以上奥には家はない。
この家のおじさんが顔を出し、われわれ一行を珍しそうに、
「どこから来たかね」などと言いながら、出迎えてくれる。
隣近所も離れており、訪ねてくれるのはキツネや狸であろう。
こんなところに住んでいるので、淋しいだろうなぁ、なんて勝手に思いめぐらす。
しかし、目の前に広がる風光明媚な櫃が岳の山並みの眺めはすばらしい。


ここでちょっと休憩。これからは山道になる。
この栃が山は「まつたけやま」で、「9/1から11/末日まで入山禁止」である。
道筋にたくさん看板がぶら下げられている。
たしかに赤松が多い。
 

栃が山と櫃が岳との分岐点に到着して休憩。
栃が山へはかなり急斜面を15分ほど登れば、山頂に着く。11.14分である。

木に括り付けられた「栃が山」の表示札がなければ、山頂なんて思わないだろう。
広場もない。
山頂で記念写真を撮ろうと、ファインダーを覗くが全員が入らないので、
後ろに下がろうにも、後ろは斜面で転げ落ちるので下がれない。
若い岩本さんと一緒に並んでカメラを構えているのだが、
どうしても若い岩本さんのほうにみんなの顔が向いてしまう・・・・まあ、これも致し方ないねぁ・・ハッハッハ


栃が山山頂で写真を撮り終えて、また来た道を分岐点まで戻り、
櫃が岳へと向かう。
暫く行くと林道に出る。道端にはワラビが生えている。
「やめられない、とまらない、カッパえんびせん」なんて歌を歌いながら
ワラビを採るのに懸命である。
たくさん生えている。
先頭がどんどん先に行ってしまったが、
採り始めたら、「やめられない、とまらない・・・」もう夢中である。
遅れたってなんのその・・・またたくまにビニール袋にいっぱいになる。


雨の中にかすむ名も知らぬ山々を眺めながら歩く。


山中に鳥居が見えてくる。この鳥居をくぐり登っていくと立派な神社がある。
 
この神社のすぐ上が、櫃が岳の山頂である。12.05分である。
小さな祠が鎮座している。
記念写真を撮る。
ここでもやはり若い岩本さんの方にみんなの顔が向いている。
 

雨雲の下に浮かぶ大峰山脈を眺めて、まあ、まあ、満足である。
神社の参拝所で昼食し、12,35分に下山開始。

道端に咲いている草花が少し気持を軽くしてくれるようである。
13.53分 バスに到着する。

西吉野温泉「きすみ館」で、温泉に浸かる。
雨の中を歩いた身体にはひときわ気持ちよく感じられる。
湯上がりに「無事山歩きできたことに感謝して、ビールで乾杯!」


        ― おわり ―