馬の鞍峰(1177m)と山の神(1099m)登山
                    2005/4/29

内炭講師の主催する「馬の鞍峰〜山の神」登山に参加した。
「馬の鞍峰」「山の神」って、どこにあるのだろう? と思って、
インターネットなどで調べてみたのだが、
奈良県と三重県の県境にある台高山脈の一つであることはわかったのだが、
1000m以上もあるのに、僕の持っている地図には書かれていないのだ。
出発時に、内炭講師から貰った詳しい地図ではじめてわかったような次第。





橿原神宮前駅を7.30分に、三台の車に分乗して出発した。
参加メンバー13名と内炭講師夫妻の総勢15名である。
参加メンバー13名のうち、男性は3名。杉本さんと矢田さんである。
登山には申し分のない天候である。
入之波から川沿いに走り、明神出合の登山口に着いたのが、9.05分である。
ここは10台ぐらい駐車可能な場所である。
すでに5台ほどの車が来ていた。
 

9.19分 「かくし平登山道入り口」の表示に従って、階段を上る。
 

前回の山歩き「櫃が岳・栃が山」が、雨の中だったのに比べれば、
今日は、なんと素晴らしい日和なんだろう!
 

10.37分に 「カクシ平」着く。


ここに立てられてある角柱には、次のように書かれてある。

文安五年(1448)、尊義王(小倉宮皇子)は、神皇を奉って自天王と忠義王を連れ、都から三之公へ潜居された。尊義王は、川上郷民の助けを借りて、
吉野朝復興を画策したが病で倒れられた。尊義王が北朝方を避け、八幡平から移り住んだ御所の跡である。


「三之公行宮址」と書かれた石板には、

「三之公行宮址」
南北朝統一の後も南朝の再興を期して万寿寺宮(尊義王)が二人の皇子自天王(尊秀王)を忠義王(河野宮)を伴ない北朝の追手から逃れるたのがこの地隠し平である。京の豪華絢爛たるくらしに比べこの山深い地での非慎な暮らしぶりはいかばかりであったろうか。

と刻まれている。






「尊義親王御墓 0.2km」と表示があったが、墓はどこにあるのかわからずに通り過ぎてしまった。
こんな山奥では誰も花をささげてくれる者はなかろうが、山桜や草花が四季折々に咲いて慰めてくれると思えば、都にある墓よりはよかろうなあ、
なんて思う。
山桜の咲いているのを見つけると、足もなんとなく軽くなるように感じる。
バイケイソウの密生した中を歩く。

登って、登って、やっと尾根に辿り着けば、そこは風が吹いて、なんと爽やかなことか!
時々、鳥のさえずりの声が聞こえる。
「あれが白髭山(1378m)」と、内炭さんが教えてくれる。
ちょっと振り返るように見れば、木々の間に遠く眺められる。
なかなか姿がいい。

「あれがミツバツツジ」「あれがアケボノツツジ」と教えてもらう。
ちらほら見られる。
 

 
シャクナゲも尾根づたいにたくさん見られる。
「去年来たときは咲いていたのに」と内炭さんと矢田さんが話し合っている。
まだつぼみの状態である。
これでは一週間以上経たないと咲かないだろうなあ、と思う。

ちょうど12時に馬の鞍峰山頂に到着する。
「ここが山の鞍?」と、期待を裏切られたような山頂の風景である。
「馬ノ鞍峰」の標識が木に括り付けられている。
眺望ができるところかと期待してきたのだが、まったく展望なし。
ここで昼食する。
今日も、内炭さんがみそ汁を作ってみんなに振る舞ってくださる。
 
昼食後、記念写真を撮って、さぁ、出発! 12.23分である。

馬の鞍峰からは、けっこうきつい坂を下がったり、また登ったりである。
今回の案内に「健脚向き」と書かれていたが、たしかにその通りだなあ、と思う。
ちょっと休憩。

「あれが池木屋(1395.9m)だ」と教えてもらう。

「左の方に見えるのが大普賢」と、内炭さんから教えて頂く。
大普賢岳を眺めながら、
「ああ、去年うっちゃんと大峯奥駈けを歩いた時、登ったなあ」と懐かしく想いだして、カメラにパチリ!

14.26分 地池越えに着いて、休憩。
休みながら、これから登る坂道を眺めながらの会話である。
「だれかここを担ぎあげてくれたら・・・千円で」
「桁が違う。10万だったら・・・」なんて話が飛び交うほど、
大分きつい上り下りに疲れが出てきている様子である。

休んでいると、ひとり、若者が歩いてきた。
大台ヶ原までテントを張りながら歩く予定のようである。
今日はここでテントを張るのか、「水場はどこか?」と内炭さんに尋ねている。
池木屋山の方から歩いて来たようだが、大台まではどこにも小屋がないからテントを張りながらの縦走である。

20分ほど歩いて、また休憩。ここから大普賢がくっきりと見えている。
 


15.10分
「父ヶ越」に着いてちょっと休憩。








15.38分 「山の神の頭(1099.1m)」にようやく到着。木々に囲まれて視界はないが、ちょっとした広場がある。
 

15.51分 記念写真を撮って、さあ、しゅっぱ〜つ!

山の神の頭から、あとは下り一方である。
途中、人に出会うことはなかったが、蛇に出逢って、なかなか蛇が逃げてくれないらしく、
「この蛇、ねぼけているんじゃない?」なんて先頭の方で言っているのが聞こえる。

シャクナゲが咲いているのが見付かった。
この辺は陽当たりがいいのだろうか、シャクナゲが咲き始めている。
場所によって、咲くのに相当差があるのがわかる。
愛用のカメラで内炭さんがさかんにシャクナゲを撮っている。
  

けっこう下り斜面は急で、僕は足を滑らして尻餅をつく。
足が突っ張るほど疲れているとは思わないのだが・・・5月の末に大峯奥駈けを歩くのだが、今日以上に荷物が重く、前鬼から持経の宿まではもっと険しいと思われるところを8時間以上も歩かねばならないのだが、大丈夫かいなあ、と自問しながら・・・注意して歩く。

15.40分 駐車場所までまた戻ってきた。
川で顔を洗って、さっぱり!

9.19分に歩き始めたのだから、今回のコースは8時間20分かかったことになる。
無事に歩けたことに感謝!

       ― おわり ―