裏銀座縦走
           2008/7/25〜7/28

昨年の9/15〜18 に燕岳〜大天井岳〜槍ヶ岳を歩く「表銀座縦走」に参加した
その折り、今年は「裏銀座縦走」したいと、ガイド内炭さんにお願いしていたのである
いろいろご検討頂き、次の日程で決行となる
第一日目(7/25) 奈良朝出発〜折立〜太郎平小屋(泊まり)
第二日目(7/26) 太郎平小屋〜薬師沢小屋〜雲ノ平散策〜雲ノ平山荘(泊まり)
第三日目(7/27) 雲ノ平山荘〜黒部源流〜三俣山荘〜三俣蓮華岳〜双六岳〜双六小屋〜鏡平山荘(泊まり)
第四日目(7/28) 鏡平山荘〜新穂高温泉〜奈良帰着


参加者は宮地夫妻、鈴木さん、私と3名の当初予定であったが、当日は宮地さんの奥さんの体調不良から欠席、
急遽草田さんが参加され、ガイドの内炭さんと総勢5名である
近鉄高の原駅前を内炭さんの車で、早朝4時に出立。
新穂高温泉に8.55分に到着。予約していたタクシーが待機していてくれる
すぐに折立に向かって走り出す。
内炭さんおなじみの運転手で、約2時間もかかるという道中も話詰めで退屈もせず、
10.45分に折立に着く。バスや車がたくさん駐車している。
ここを起点に薬師岳や三俣蓮華岳など北アルプス中央部の山々を往復する車であろうと思われる。
 
メンバーをご紹介しましょう
左より宮地さん、ガイド内炭さん、紅一点の草田さん、鈴木さん、写真を撮る私を入れて総勢5名。
 
11.01分 太郎平小屋に向かって出発する。この地点の標高は1356mである。
「薬師岳登山口」の道標が立てられている。
「折立連絡所」前を過ぎて登山道に入る

登山道取っつきのところに「十三重之塔 慰霊碑」が立てられている。
昭和38年1月に薬師岳登頂を目指した愛知大学山岳部員13名が、「三八豪雪」による想像を絶する猛吹雪と寒気のため、
全員遭難死した。その慰霊のため設置されたものである
 
11.20分 「三角点」1870.5mに到着し休憩。
内炭さんがバーナーで水を沸かして、コーヒーなどの飲み物を振る舞ってくださる
すばらしいご馳走である。
ここから太郎平小屋まで4.2kmである
  
13.04分 山道沿いにニッコウキスゲが見られ、何となく疲れを和らいでくれるような気がする
振り返って下方を見れば、有峰湖が広がっている。湖の真ん中の宝来島も見られるのであるが、
この写真では分かり難いね・・・
 
登山道は整備されている。
樹林帯を過ぎると山道の両側にはいろいろな花が見られるようになってきた。
 

   
途中、にわか雨が降り出してきた。雨具をきる。小雨である。
14.11分 「五光岩ベンチ」2198mに到着、休憩する。にわか雨もやんだ。
太郎平小屋まで2.0kmである。
 
お花を楽しみながら、なだらかな坂道を歩く。
  

  

   

 
14.53分 前方遠くに太郎平小屋が見えてきた。
  
15.04分 太郎平小屋に到着。標高2330mである。記念写真を撮る。
五人で三畳一部屋。山ではまだましのほうである。
荷物を部屋に置き、外に出て、ビールで飲む宮地さんの笑顔が素晴らしいこと・・・
18.00分 から夕食を食べて・・・・早い眠りとなる。
  

第2日目(7/26)

朝5時頃には、昨夜満員であった登山客の姿はもうまばらである。
大半は弁当をもらって早く出発したのかな、って思う。
5時半から朝食をすませ、仕度をして外に出る。
霧がうっすらとかかっているが、雨は大丈夫のようである。
内炭さんは水を沸かしてくださる。
山でモーニングコーヒーとは最高のご馳走だ。
  
6.21分 記念写真を撮って、さあ、出発だ!

朝の花を眺めながら、およそ15分ほど上れば、太郎山(2372.9m)の山頂である
視界はガスで見られない。記念写真だけ撮って、出発する


   
雪渓が残っている。太郎平小屋の飲料水になっているのだ。
薬師沢沿いに下りが続く。7時過ぎには視界もだいぶ良くなってきた。
  
7.15分 「熊が!」と草田さんが大きな声で・・・沢の対岸斜面を熊が歩いている姿が見える。
距離が相当離れているから、よくぞこんな小さなものを見付けたものだ。
 
7.28分 薬師沢と左俣の合流点に着き、休憩。

橋を渡れば、また花園が広がる
   
  
7.42分 振りかえれば、雪渓のある稜線のところが朝出発してきた太郎平小屋である。
  
8.56分 薬師沢小屋に到着し休憩。小屋の前には「薬師沢出合吊橋」が架かっている。
黒部源流からの流れと薬師沢との合流点で、ここから黒部川として流れが続くのである。
9.14分 吊り橋の上で記念写真を撮って出発する。橋を渡ったところで川原に下りて写真を撮る
大雨の時には増水で、川原に下りることはできない。橋を渡りきったところから対策上の道が作られている。
  
9.21分 「高天原」と「雲の平」への分岐標識がある。
雲の平へはここから急な登りが続くのだ。まずハシゴを登る。

9.46分 急登の途中から太郎平小屋の稜線が見られる。。
 
9.51分休憩。
「鉄人宮地」と言われる宮地さんが、先ほど登ってきた急なハシゴのところか、体を捻ったときに、
息が出来ぬほど肋骨のところが痛むという
「肋骨が折れたのかな?」っていう。「鉄人も、もうこれでは鉛ぐらいに劣化した」とか「鉄もボロボロになった」とか
とひやかされている。
荷物は内炭さんが担ぎ上げることとなる。大きな石ころの道が続く。
  

  
10.29分 薬師岳(2926m)は見えている。
登山入り口に建てられていた慰霊碑の冬山遭難は「あの薬師岳で起こったのだ」と、内炭さんから教えてもらう。
”サンパチ豪雪” と名付けられた豪雪吹雪の中で薬師岳山頂を目前にして登頂断念、下山途中正しいルートから90度ずれている東南尾根に入りこんで13人全員が遭難死した、というのだ。
  
急な登りを終えると、今度は木道になる。11.13分 高い樹林帯が終わり、展望が開けている。休憩する。
黒部五郎岳(2839.6m)が見られる
 


木道を進めば、11.43分 「アラスカ庭園」に着く。道標が立てられている。
正面に祖父岳(2825m)が見えてくる
 




11.21分 宮地さんはついに草の上に仰向けにちょっと一休みして出発!
  
12.52分 赤牛岳(2864m)は見えてきた。
  


12.57分 「奥日本庭園」に到着する。
   



   




13.45分 「祖母岳(アルプス庭園)」到着。
「岳」と付くからもっと高いところかと思ったが、雲ノ平の「丘」が相応しいような感じのところだ
高さはわからないのだが、「祖父岳」に比べてずいぶん低い。
近くに見えている2825mの「祖父岳」と名前が対になっているのだ
名前に因んで草田さん一人の記念写真となる
 
14.09分 雲ノ平山荘に到着。
  








夕食までに時間がたっぷりあるので、外に出て、コーヒーケーキセットを注文し、
山を眺めながらの飲食である。こんな山奥でも美味しいケーキが食べられるとは乙なものである。

18.30分頃から夕食する
18.56分 夕焼けの水晶岳(2977.7m)の光景である

今日はふとん一枚に一人ずつゆっくり寝ることができた
明日が一番長い行程である。早く寝る・・・・・


第3日目(7/27)

5時半からの朝食をすませ、仕度をして、5.57分 山荘前で記念写真を撮り、出発する
   
6.25分 「スイス庭園」に到着。水晶岳を眺めながら休憩。
 


正面の山が祖父岳(2825m)である。祖父岳〜鷲羽岳〜三俣蓮華岳へと繋がっているのだが、
ちょっと時間がかかることや、宮地さんの体調も考え、祖父岳の回り込み、急な坂だが黒部源流まで下り、
三俣山荘に行くコースをとることになった
  
6.57分 「祖父岳分岐」点のちょっと手前で水の補給をして出発。
雲ノ平山荘が下方に小さく見えている。
 



 
7.21分 「槍が!」と草田さんの声。雲の上に▲頭を見付けた。感激である。
草田さんは、昨日の「熊」と、今日の「槍」など素早く見付ける。すばらしい才能である。
   


8.03分 急な坂道をくだる。8.19分黒部源流に着く。岩伝いに徒渉する。細いロープが一本張られているが・・・
ちょっと大雨が降れば、増水で渡ることができないだろうと思われる
  
休憩しながら、冷たい水を補給する
  
9.01分 三俣山荘に到着する。
内炭さんが水を沸かして、飲み物をサービスしてくださる
 
三俣山荘前からの眺望である







9.57分 三俣蓮華岳に向かって登る。予定では40分であるが・・・・かなりかかりそうな気がする
 
10.12分 三俣峠に到着
 
10.31分 三俣蓮華岳山頂に到着。記念写真撮る。
  





 

  
10.42分 「長野・富山・岐阜三県の境」の標識柱が三俣蓮華岳の山頂に立てられている。
写真を撮って、双六岳に向かう。うっすら霧が出てきた。
 
お花が見られる
   

   
11.27分 「双六岳」と「双六小屋」の分岐点に着く。
ここで昼食する。11.57分 双六岳へ向かう。
   

  
12.17分 双六岳(2860m)に着く。


  

  
13.09分 双六小屋に到着。休憩。
13.31分 雨がぽちぽち降ってきたので、雨具をきて、鏡平山荘に向かって下山開始。キャンプ場がある。
 
途中、雨が激しくなる。
14.29分 「弓折岳分岐点」に到着。
14.37分 雨も小やみとなり、雲の切れ間から槍ヶ岳、穂高岳稜線が見えている

14.42分 鏡平山荘が下に見えてきた。
  
途中、また雨が激しく降ってきた。
15.12分 大雨の中を鏡平山荘に到着。
びしょびしょの雨具などの処理や着替えをして、夕食まで雑談。
17.25分 雨も止み、山荘の前に槍ヶ岳がくっきり見えてきた。外に出て写真を撮る。



この池に槍ヶ岳が逆さに映るというのだが、さざなみがあり、見られず。
 
18.32分 の光景である

19.09分 「槍がきれいだ」の声に慌てて外に出て撮る。池にくっきりと槍ヶ岳が見られた。
こんなきれいな光景に出会えたことはラーキーだった。
   
夕食後、6時過ぎには寝てしまった


第4日目(7/28)

朝食をすませ、7.09分 記念写真を撮って、出発。
宮地さんは、今日は荷物を担いでの下山である。
あいにく雨だ。雷が鳴っている。雷の時の注意を受けながら下る。
こんな大雨の中をかなりの人が登ってくるのにすれ違う。
7.57分 「イタドリが原」に着く。
8時頃にようやく小雨になってきた。
  
8.24分 焼岳が右遠くに小さく見えている。

9.05分 奥丸山に着く
9.20分 「わさび平小屋」に着く
10.16分 新穂高温泉のロープウエー乗り場に到着。
内炭さんが車をとりに行ってくださる。帰りの身支度をする。
  
10.28分 佳留萱山荘に着き、大きな露天風呂に入る。
今回、無事に歩き終えて、すばらしい湯に浸かりながら、最高の気分である。

 
途中、雨に遭いながらも、要所要所で素晴らしい景色が見られ、幸いである。
思い出深い山歩きができましたことを、
ご案内頂きました内炭さんはじめメンバーの方々に感謝お礼申し上げます

        ― おわり ―